フィット4(GR4)のスピーカー交換
![[風車アンテナ]](https://gontaxx.sakura.ne.jp/blossom/wp-content/uploads/2024/07/fsc240701-00.jpg)
ここ最近のカーオーディオ系カスタム界隈は世間的にも冷めてきて市場ががっつりシュリンクしちゃった感が強い(ガチ勢は除く)。
まぁ思いつく原因はいっぱいあるけど、自分もさらにテキトーにお茶濁す方向にどんどん流されてる・・。
かと言ってまったく何も手を付けないのは自分的には残念すぎるんで、前回の妻のヴェゼルと同様、フロントスピーカーだけ替えときゃまぁいいでしょ、ってことで今回のフィットも安易にその方向で。
まずはユニット選び、例によって海外製から。
この円安のご時世に高く付かなきゃいいけど・・。
今回はあんまり悩まず、前回も候補に挙がったけどその時は入手ルートがビミョーで断念した Polk Audio の同軸2ウェイにした。
ポークのスピーカーは今、日本市場ではホーム用のコンポーネント製品しか扱ってない。
このカー用ユニットが USA AUDIO さんでも扱いがなかったんで、今回は代行業者さん経由で個人輸入することになった。
業者さんからは途中の連絡が頻繁に入って安心して待つことしばし・・アメリカからやって来た。

送料込みで¥15,743 、かなりお安く買えた。
このユニットは他の海外ユニットと違って大きい穴を要求しないのも選択のポイント、日本メーカーのインナーバッフルがすんなり使えるのはありがたい。
今回はユニットをがっちりボルト留めできるケンウッドの金属製バッフルにした。

あと買ったのはエーモンの最低限のデッドニングキット。
この3点合わせてお代は ¥23,079 、かなりコスパいいんじゃないかな。
ユニットとか必要なブツは1月中に全部揃ったけど寒い時期に作業やりたくないし・・釣りも忙しくてズルズルと先延ばし、けっきょく6月に決行。
交換もだいぶ手慣れてきてお手の物?だけど今回も作業手順を記録しておく。

まずパワーウィンドウスイッチのパネルのすき間にマイナスドライバーを入れてこじ開ける。

中にあるネジ1本を外す。
内張りとドアの鉄板部分がネジで固定されてるのはこの1箇所だけ。
「内張りはがし」をすき間に差し込んで下の方からぐるっと一周クリップを外していく。

内張りをガバッとはがし、電気系のコネクタも外す。
ドア側に残ったクリップがあったら外して内張りに取り付けておく。

ホントならビニールで覆われてる穴も全部ふさぐんだけど・・今回も手抜きでそこまでやらない。

ボルト1箇所で留まってる純正スピーカーを外す。

はい、見慣れたホンダ特製の変態ホールが出現。

フィットの純正ユニットはヴェゼルのユニット(223g)とは別物、実測421gもある。
振動板はどっちもPP、でもフレームの形状とかが違っててマグネットもフィットの方が大きい。
納車から今日までこれで音聴いてたけど、昔の貧相な雑紙純正ユニットよりも音がずっとよくなった・・気がする。

まぁそうは言ってもしょせん純正・・。

ポークのユニットは875g、この価格帯だとフレームもダイキャストじゃなくてプレスだけど、どうせ見えないし高望みせずにコスパ最大化狙ってるんでこれでじゅうぶん。

作業に戻って、SPホールから制振吸音材を入れてドアのアウターパネルに貼る。

SPケーブルは純正のカプラー(画像左)が使えないからカットしてポイ、SP用の平型端子(右)を圧着。

次にインナーバッフルの金属部をドアにがっちりと固定。

ポイント制振材をSPの周りにテキトーにペタペタ貼ってゴリゴリ密着させる。
そしてユニットを取り付ける・・ところがドア(スピーカー穴の出っ張り部分)に干渉しておさまらない。
もぅ~またかよ~!
ホンダの変態SPホールはいいかげんやめてほしい!
どうにも逃がせなくて金のこでまん丸に切り取ったこともあった・・けどもうそんな面倒なことしたくない。

今回は通常の向き(端子部が下)でユニットを入れると干渉、でも180度回して端子部を上にしたらスポッと納まったんで無事解決したけど・・。
一般的なMDFとか木製のバッフルだと木ネジでユニットを留めるワケだけど、金属バッフルはしっかりトルク掛けてボルト留めできるんで精神衛生上大変よろしい。

音漏れ防止の防音スポンジをユニットの周囲に貼り付ける。

純正よりもユニットが前に出るんで内張りに当たってうまく納まらないときはグリル裏側のリブをテキトーに切り取る。
今回はカット不要で納まってくれた。

内張りを戻し、Polk のエンブレムを貼っていっちょ上がり。
先に作業した助手席側は確認・撮影しながらゆっくりやって2時間半、運転席側はノンストップ、でもていねいにやって1時間半で完了。
いい音になるのが楽しみ。