北方面の海アメ初調査
![[春のかもめ]](https://gontaxx.sakura.ne.jp/blossom/wp-content/uploads/2023/03/fha230315-000.jpg)
今年の冬は2月以降のマメイカが全然ダメで、アメマスとかワカサギ、ホッケに相手してもらって何とか楽しんでた。
ここに来てやっとマメイカが釣れ始めた情報がチラホラ・・自分も次の休日に狙いたい!
しかし無情にも波と風がビミョーな予報・・う~ん、それじゃあ懸案だった北方面の海アメ・サクラポイントにこの際行ってみるか!
これまで積丹~小樽よりも北方面の海でアメマス・サクラマスを狙ったことはなかったけど、チャンスがあったら行きたいな~とずっと思ってたんでいい機会。
朝マズメ目がけて深夜に札幌発。
道中、海辺沿いの道を走ってると、岸から近いところで漁船の灯りがあちこちに見える。

今の時期だとニシン漁の船かな。
現地に着くと、駐車場所には先行のクルマが3台ほど来ていた。
初めての釣り場なんで、ライト不要になる5時半にサーフイン。

予想よりちょっと波高め、それにちょっと濁ってるような・・。

釣り人は狭い範囲に固まってたけど、自分はまず全部歩くことからスタート。

こっち方面は完全無人、よさげなポイントを撃ちながらランガン。

途中、カラスがたむろって波打ち際で何かついばんでるような・・。

カズノコが落ちてた。
この辺でもどこかでニシンの産卵始まってるのか・・。

約2km区間を往復、しかし一切反応なし。
初ポイントで判断つかないけど、途中で話した人も「今日はダメだね」と言ってたんで、そういう日に当たったということらしい。
8時半過ぎにいったん上がった。
今日はこっち方面のポイント調査をいくつかしたかったんで、さっそく次の場所に移動。

・・ここも何だか期待薄な感じ、数投で移動。

3箇所目は某河口ポイント。
ちょっとやってみたけど、アメマスよりもサクラマスポイントって感じ。

4箇所目も河口。
ここもちょっとやってみよう・・と思ったら川の上流の方から大きな物音が。

バックホウを川に直接下ろして何かガチャガチャ作業してる。
豊平川とかと違ってここならこんなんしても問題にはならんのでしょう。
知らんけど。
その濁りがどんどん出てきたんでここでの釣りは中止・・。
時間は10時半過ぎ・・まだやりたいことあったんで朝イチのポイントに戻った。

次はサーフからのウキフカセ(エサ釣り)を試してみた。
これまでも片手間にやってみたことはあったけど、準備も気合いもテキトーすぎて成果なし。
今回はバッチリ?準備してきた。
30gの中通しウキにエサはキビナゴ、さーてどれくらい飛ばせるか・・。

うわ~めっちゃ飛んだ!
のはいいけどウキが遠くてケシ粒、かなり見にくい・・。
それにたぶんキャストの瞬間にキビナゴが吹っ飛んだ気が・・回収するとやっぱりエサ付いてない。
2投目もエサが吹っ飛んだ・・これはイカン!
いったんストップ、スマホで「フカセ キビナゴ 付け方」でググって・・。

これでどうだ!
・・よし、今度はエサ外れなかった。
あんまり無理して遠投しないで、ほどほどの距離でアタリを待つ・・。
・・ウキ釣りってウキをヂーッと見てる必要があるんで、慣れないとけっこう疲れるかも。
それにちょっとウキから視線を外して、またウキに戻すと・・あれ?
なかなかウキを見つけられない。
この辺は慣れてくれば改善されるのかな?
サーフからだと視点が低いんで、ちょっと波があるとウキが時々隠れてしまうのもやりづらい。
まぁ実践あるのみでしょ。
と、またちょっとよそ見したあとウキに戻ると・・また見失った。
と言ってもたいがい2,3秒で見つかるんだけど・・ない、ないぃ?
ひょっとして・・と竿を立てると・・キターッ!

念願のウキフカセでアメマス初キャッチ!

48cmのアメマスちゃん。
朝からルアーを完全無視されたあとに日中さくっとエサでキャッチ、やっぱりこの時期はルアーよりエサが強いのか・・。
このあともちょっと練習を兼ねて続けたけど反応なしで本日の釣り終了。
帰りにちょっと寄り道。

濃昼(ごきびる)、なんか・・何で?ってめっちゃひかれる地名。

険しい断崖、これは海岸沿いルートは無理、山道通るしかないよな。

次は道の駅を初訪問。
御食事系のお世話になろうと思ったら、オフシーズン休業中とランチライム終了とで何もいただけなくて残念・・。

ちょっとした展示コーナーもあった。
でも濃昼の解説、何言ってるか分かんない・・。
帰宅してから先日買った山田秀三「北海道の地名」を引くと、「岬の陰」「水が渦巻くところ」という意のふたつの解が引用されていた。
両側が断崖絶壁に挟まれたこじんまりした入り江地形だったんで、うんうんと納得。
しかし「濃」を「ゴキ」って読ませるのはなかなか強引だなぁ。
「濃鰤」だとあのクリーチャーになっちゃうじゃん・・。
アイヌ語地名に漢字を当てたのは何だかおもしろいというか「ええっ?」っていうのが多いよな。
夜露死苦とか仏恥義理とか葡麗紅(これは違うか)とか、ヤンキー用語となんか似てるかも・・。
釣りの方は今回こそ久々のボーズ覚悟したけど新メソッドでマグレキャッチ、この冬をボーズなしで乗り切れた。
ということで色々と新しい体験ができて楽しいツアーだった。