雲丹丼・神威岬・アオリロッドテスト
![[新日フェリーの航行]](https://gontaxx.sakura.ne.jp/blossom/wp-content/uploads/2021/07/suk210702-000.jpg)
7月はウニの季節、わが家の夏イベント「ウニ丼ツアー」を今年も計画。
私の平日休みに妻も合わせてもらって、自宅を早めに出発。
札幌はまだ「まん防」期間中、釣りの出先では店に一切立ち寄らないマイルールを設定中。
でも今回は釣りじゃないので、夫婦で対策万全にて行って食って帰ってくることに。

今回は初訪問の田村岩太郎商店へ。
平日早めの時間で、そんなに並んでなくてよかった。
開店してすぐ席に座れた。
今日は名物の「朝うにぶっかけ丼」はないけど、ウニは赤白どっちもあるみたい。
赤(バフン)はさすがにお高い!
ふたりとも白(ムラサキ)のどんぶりをオーダー。

・・この旨さを上手く表現する言葉が見つからない。
大満足で店を出て、まだ早い時間、神威岬に行ってみることにした。

お昼前に着いて、やっぱり平日なのとコロナ自粛、それにインバウンド不在でかなり人は少ない。
岬の先までは結構な道のり、どこまで行くかは妻次第で歩いてみた。

薄曇りの空からときおり陽が差して、積丹ブルーが映えること。
斜面のあちこちでオニシモツケの白い花が咲いている。
・・さいきん、海岸の植物観察がちょっとしたマイブーム、今回も写真撮って調べてブログに書こっと。

岬には中高木がまったくない。
かろうじて1本発見、樹種は分からないけど約45度に傾いで立つ姿(風衝樹形と言うそうな)から、ここの風の厳しさが伝わってくる。
手前のセリ科の白い花はエゾニュウ、これもあちこちでニョキッと花を突き出してる。

エゾカンゾウが険しい斜面に濃い黄色のアクセントを付けている。
白いセリ科はエゾノヨロイグサ、一見そっくりなエゾニュウより小さめ、花序は丸っこい。

可憐なハマフウロ(エゾフウロかも?)の花。
この写真のようにまず雄しべが先に出て熟して、あとから雌しべに入れ替わることで自家受粉を防ぐ仕組み。
へぇ~、うまくできてるなぁ。

水無立岩を背景に咲くコバナアザミ(チシマアザミかも?)。

エゾノカワラマツバ(キバナカワラマツバかも?)の目立つ黄色い花を望遠で寄ってパチリ。

野生のアサツキ(エゾネギかも?)がこんなところに。

振り返ると、岬のだいぶ先まで来た。

ゴールの手前に「白いピラミッド」が出現。
砂岩の露頭、昔、浅い海の底だった名残ということかな。

砂岩が浸食で削れて、中に埋まってた火山岩?が出てきておもしろい自然の造形になってる。
ここを越えたらすぐ、岬の先っちょ到着!

神威岬の絶景!
天気もまずまず、波もおだやかで積丹ブルーを堪能。

岬からの帰りは、これから夏の釣りに向けての釣り場チェックを何カ所か。

そしてさいごにオマケ釣り時間をもらった。
ここは対アオリイカ用に買ったロッド、アレス ブルーポーター 7.4スローのテストに費やす。
前回テストでは小型エギでのマメイカ試し釣り、今回は実際アオリで使う2.5~3.5号のエギでテスト。
2.5号と3号はいい感じ、3.5号は使えるけどちょっとつらい感じも出てくる。
ショートロッドで飛距離はあんまり出ないけど、その分シャクリはすごくやりやすい。
今シーズンはこれでアオリイカやってみよっと。
今日の水温は19℃台、今釣れちゃったりしてもゼンゼンいいんだけどなぁ・・。

風景写真を撮った瞬間、魚が「パシャン」。
おっ、何だろう。
水中には何かの稚魚が無数にキラキラしてて、それを食ってる魚かも。

よく見てると、時々50cmぐらいの魚が行ったり来たりしている。
近くを通った時に凝視すると、体側に水玉があるような・・アメマス?
でもボラ(メナダ)の可能性も高いかも。
さて、1時間ほどタックルテストして戻るとクルマがない。
妻が買い物に行ったのと入れ違い、それじゃあと磯方面で戻って来るまで時間つぶし。

こっちでも魚が磯沿いに行き来してる。
今日はエギしかないので対応不可。
この動きはやっぱりボラかなぁ。
しばらくして妻から連絡、本日終了。

帰る途中、岩場の高い所に野の花発見。
マンテマの仲間まではすぐ分かるけど、そっから先は写真撮って家で調査。
・・在来のエゾマンテマ(環境省・北海道の絶滅危惧Ⅱ類指定)だった。
アオリイカは秋にベビーサイズもよく見かけるから、この時期この辺に親サイズがいてもいいと思うんだけど・・。
でも確率低いやつを狙うのは、個人的にやっぱ難しいよなぁ。