3月のイカマスフォッケ
![[写真判定:ハジロカイツブリ]](https://gontaxx.sakura.ne.jp/blossom/wp-content/uploads/2021/03/msh210329-000.jpg)
3月下旬はあったかい日続きでサクラマス前線も着々と北上中、でもなかなか休みと天気が合わなかったりして、やっと狙えるタイミングが来た。
この土日もまぁまぁ天気よかったから、たぶんたくさんの釣り人が出て、たくさんサクラマス釣られたんだろうなぁ。
おこぼれにあずかるべく、月曜早朝(深夜)に自宅を出発。
札幌民にはまた外出・往来自粛要請が出されたばかり、感染リスク完全回避対応にて行くべし。

サクラ狙いには早すぎの時間に現地着、まずは港に寄ってもうひとつのターゲットに短時間アタック。
エギングにハマってから年中イカ狙いしてる中で、最後に残った課題が3月のイカ。
今年はマメイカの釣果がちょこちょこ聞こえてくるし、そろそろヤリイカも来はじめる時期だし、今日はチャンスかも。
でも本日のメインはやっぱりサクラ、マズメ前の1時間限定でイカ運試し。
満月が月に隠れて、釣り人の動きもない真っ暗な港内に投光器を点灯、パイロットで1.8BSのピンクエギをキャスト。
シャクリとフォールでていねいに誘うと、足元まで何か付いて来た!
たぶんマメ?ここから足元でチョンチョンフォールの駆け引き、頭脳戦・・抱いたか・・抱いた!

よしッ、自分史上初の3月のイカをキャッチ!
なかなかデカいマメイカ。
そのあとは何もなく時間切れになったけど、1杯のマメイカでも満足。
道具を仕舞ってると、さっき声を掛けられて(距離を取って)お話したおっちゃんが「ヤリイカいる!」と手招き。
ダッシュで行くと、1杯だけどたしかに目撃。
しかしもう次のサクラ会場に行く時間、ヤリイカは次回のお楽しみ。

さて、おきにのサクラポイントに到着。
気温はかなり高め、斜め後ろからの風がちょっとあるけど、波は低めで状況はよさそう。
雲が厚くてなかなか明るくならない中、いろいろルアーを試しながら狙う。
自分の実績だと、ここではミノーで釣れることが多い。
これまでミノーはほとんど、リトリーブで釣っていた。
ジャークは意識してやったことないけど、今年は試してみようと思って某ジャークベイトを購入。
それにチェンジしてキャスト、本来はブラックバス用だけど重心移動で飛距離もかなり伸びる。
猿まねジャークを数回入れると、不意にガツン!と来た!
しかしフッキングせず。
ジャークで来ると心臓に悪いなぁ・・と思いつつ、次のキャストでもジャークにゴンッ!
でもまた掛からず。
シングルフックに換装してるせいもあるのか、ジャークで掛けるのってなかなか難しいなぁ。
う~ん、いろいろ試してもそのあとは反応なし。
これは今日、外したかも・・とその時、ジグにヒット!
しかし、手応えが・・。

やっぱホッケさんでしたね・・。
サクラのハネもなくてヤバいふいんきが漂いはじめた中、今度はリトリーブのミノーにヒット!
今度はちゃんと掛かった!
しかし数秒後、水面に出たところで無念のフックオフ。
あぁ~今日は自分、ダメな日かも。
このあと小さめサクラの追いが一度、まだまだっとめげずに釣り続行。
そして7時半、ミノーにがっちりヒット!
今度こそ獲る!
いきなり全身ジャンプ、そんなに大きくない。
でもその割にはファイトグィグィ、やっぱサクラマスは違う!
体サイズ比での引きの強さは、自分の中ではアユ、サクラマス、ブリの順。
そもそもアユとは段違いのサイズ、やっぱサクラマスが一番強烈!
しっかり引きを受け止めて寄せる。
手前まで来てまたジャンプ、足元に突っ込んでくるのをためて、ランディング体制へ・・。
何とか無事にネットイン。

今日はバラシばっかでダメかと思った・・あぁ~よかった!
毎年のシーズン始め、そして毎回のサクラ釣行は、1本釣るまでプレッシャーがハンパない・・。
でもキャッチしたときのうれしさは格別!

サイズは47cmとちょい小さめ、でもまだ3月だし、ぜいたくは言いません、ハイ。
ミノーは自分の中でガチ定番、ショアラインシャイナーSL14DTのオオナゴカラー。
その後は続かなくて、8時半に上がった。
けっきょく見える範囲で釣り人は終始ゼロ、平日に釣りできるのはとってもありがたい。
さてお次は、某方面の偵察へ。
こっちは沖からの風がモロなので荒れ始めてそうだけど、その時はどっか逃げ場探しかな。
案の定、走りながら遠目に見た某超有名磯は波が上がり始めてて、乗ってる釣り人は少ない。
入口に転落事故多発の真新しい注意看板、先月にもまた死亡事故があったばかり、くれぐれも気を付けないと。

某漁港に10時前に到着。
なかなかのにぎわい、みなさんホッケ狙いのようで。
私は外向きでサクラマスを狙ってみる・・けどかなり荒れてきて気配なし。
たわむれにタックルそのままでジグを港内にキャスト、2投で2ホッケ。
・・ちょっとおみやげ確保していくか。
ライトタックルにチェンジして再開、ホッケの群れがグルグルしてる港内で、大きめフックのジグで良型をセレクトしてキープするたくらみ。

35cmぐらいの4本キープが目標、打率2割5分ぐらいでキャッチ&リリース。

お隣で足元ジグサビキの人は入れ食い状態。
しかしチビホッケもかなり掛かってるので、やっぱり自分はジグ単でオッケー。

良型4匹と掛かりどころの悪かったチビ1匹、いつもは釣ったそのまんまお持ち帰り、でも今回は数も少ないし、血抜きだけさせてもらった。
この日も見掛けたけど、釣った魚をさばいて「あら」を海中に投げるのは、厳密には違法・・美味しく食べたい気持ちは分かるけど。
外道のギスカジカやユグイを堤防に放置するのも当然違法、というかこっちはまさに外道の所業だよな・・。
じゃぁ現地で血抜きはいいのか・・法律的にはよく分からない、でもマナー的にはきっと程度問題なのかな。
場所と量が絡んでくるような・・なかなか難しい。
もし現地でさばきたいなら、あらも別にして持って帰ればオッケー、でも自分的には貴重な釣り時間が減る方がもったいない。

車に戻る途中、港の奥側で異変が・・。
さっきまでふつうの色だった港内が一部、白く濁ってる!
これは群来に間違いない!
ニシンの卵を狙ってホッケが集まってるもよう。

釣り人もワラワラと集まってきて好調にホッケを釣り上げてる。
ニシンもいるはずだけど、ホッケの食い気に負けちゃってるのかな。
お昼のカップ麺をいただきながらしばし野次馬。

さて、午後の部は次回に向けてのラストポイント偵察、1時半に釣り開始。
風裏でコンディションはいいけど、この時間帯にサクラを出すのは難しそう。
目の前でハネ1回と、数匹の群れが通るのを目撃したけど、ルアーへの反応はナシ。
3時に上がって帰宅した。

今回はジャークアクションの可能性が自分なりにチラッと見えた。
手持ちのミノーでもジャークベイトに分類されるのがいくつかあるから、また試してみよっと。

サクラマスは小さい筋子持ちのメス、胃はぺったんこで開けなかったけど、身の色は申し分なし。

妻に「サクラマスと高菜のアクアパッツァ」を作ってもらい、美味しくいただきました。

次の日はマメイカと鱒子を焼いてみた。
どっちもいい味、昨日のアクアパッツァも味がしみてさらに美味に。

さらに次の日、黄砂をなんとか避けて干ささったホッケ、血抜きのおかげ?旨かった!
ホッケはMax38cm、おなかパンパンはまたカズノコかと思ったら、撒き餌のアミエビだった・・。