釣りカメラ、どーする!?
![[釣りカメラ交代]](https://gontaxx.sakura.ne.jp/blossom/wp-content/uploads/2018/10/tks181013-00.jpg)
今回は釣り記事じゃなくて、ひさびさカメラのお話。
釣りの写真って、昔はフィルムカメラで撮ってたワケだけど、今となってはなつかしすぎるよなぁ。

大学時代の釣りは、このミノルタのオートフォーカス2焦点カメラにネガフィルムを入れて持っていき、バシバシ撮ってた。
それがいつしかデジカメに代わり、そして今はほとんどのヒトがスマホで撮ってるんじゃないかな。

最近のスマホならめっちゃキレイな写真が撮れる・・でも元カメラおたくとしてはちと寂しい。
というわけで、スマホカメラは緊急時のみ出動、自分は今日も元気にデジカメで撮ってマス!
釣り用を意識したマイデジカメは、2012年にオリンパスのTG-620を買ったのが最初。
防水という条件で選んだけど、釣りのときやっぱり気を遣わなくてラク。

バランスのいいカメラで、普通に撮ってそこそこの画を出してくれる。
ブログ用としては十分、気に入って使ってた。
しかし、その後エギングを始めると、AF補助光がないせいで、夜釣りでピントを合わせるのにひと苦労。
それで、後継機として、同じオリンパスのTG-850に2015年に乗り換えた。
先代620はY君にあげて、今も釣りで活躍してるはず、たぶん。

この850、AF補助光付きで夜釣りもオッケー、広角21mmスタートで迫力ある釣果写真が撮れるし、可動式モニターでウエストアングル撮影や自分撮りも楽チン。
と釣りには最適スペックなんだけど、使ってみて初めて分かる不満も結構あった。
・画質がイマイチ。いや、イマニ、サンぐらい。画素数で無理してるせいで、620から明らかに劣化。トリミングすると「ぬりえ」になることしばしば。
・日中のオートホワイトバランスで青に転ぶことが多い。

青かぶり写真の例。
左半分が撮って出し。右側は補正後。こんな感じのを連発。

あとでPCで補正すればすむ話だけど、620はオートホワイトバランスでほとんどオッケーだったので残念。
・補助光があっても、夜のフォーカスが弱い。まあ、これはコンパクトでは仕方ないかな。
・広角端で片ボケ顕著、右端が思いっきり流れる。

たとえばこの写真、赤い網掛け部分2箇所を切り出して比較すると、

右端がめっちゃボケてる。
次の写真でも、


「周辺の画質低下」で片付けられないレベル。
買ってすぐ気付いて、ここまでひどいと個体の問題だろうなぁ、と思ったけど、ブログメインならまあ使えなくはないし、そこは割り切ることにした。
こんな感じで欠点も多いけど、それなりに愛着を持って、またちょっとガマンしつつ使ってきた。
でも、もうそろそろ何とかしたいお年頃。
ところが、次のカメラ候補を調べはじめると・・買い換えるのにちょうどいいのがゼンゼンない!
スマホに押されて、ここ数年でコンパクトカメラ市場はかなり崩壊寸前。
ふつうに考えると、次もオリンパスのTG-5とかになるんだろうけど、撮像素子サイズが850と同じなのはツマランし、その割には高いし、水辺系のヒトが仕事でもみんな使ってて、全然買う気が起きない。
まともな画を出せそうな防水カメラって、あとはニコン1 AW1ぐらいか?
それともミラーレスに逝っちゃうなら、防水にこだわらず、コンパクトな最終機種のニコン1 J5とかでもよくね?
1インチクラスなら、パナのDMC-TX1とか、高級コンパクトの型落ち値下がり狙いって手もあるよね。
などなど、ちょっと気になるのはあるけど、どれも決定打に欠ける。
ミラーレスまで選択肢を広げて調べてたら、そういえば1台持ってたよなぁと思い出した。
マウントアダプタで旧レンズ遊び用に2012年に買ったソニーのNEX-5N。

最近は使用頻度がかなり減っていた。
本体はかなりコンパクトだし、ポン付けフラッシュもあるので、夜釣りもバッチリ?
あとはレンズ。
いま持ってるのは、標準マクロと、シグマの28ミリ相当の広角レンズ。
どちらもちょっとかさばるし、釣り用にはイマイチ使いづらい。
となると、ソニーの標準コンパクトズームがサイズ的、価格的にもよさそう。
ボディ・レンズセットからバラした未使用品がヲクで結構出てたので、安価に購入。

それと、サードパーティから出てる自動レンズキャップ、これでキャップ着脱の面倒から解放される。
釣れたときの撮影手順を考えると、片手で電源ONからシャッターまで完結できるのがベスト。
NEXなら、何とかイケそう。
さて、TG-850と並べて比較。

正面から見ると、そんなに大きさは違わないけど・・。

やっぱり厚みはゼンゼン違って、NEXはかさばりそう。
防水じゃないし、釣りによってはジャマで使えないかも。

両機とも、モニターがチルトできるのは、何かと便利。

TG-850は、全然負担にならない重さ。

NEXはプラス200gの差。
実際の釣りの時には、どんなモンかなぁ。
んで、まずは日中の釣り場でNEXのテスト。

釣り場の漁船。
すっきりした描写で、オートホワイトバランスも問題ナシ。

APS-Cサイズだから当たり前だけど、等倍切り出しでも塗り絵にはならない。
この2機種、画素数はどちらも約1,600万画素。
しかし、撮像素子の面積はNEXが850の約12.8倍。
言い換えれば、ひとつの画素で受ける光の量が13倍も違うことになる。
そりゃ出てくる画も違うわなぁ。

マメイカサイズの獲物をフレームに納めると、背景をそこそこぼかすこともできる。

チビマメの切り出しでも十分精細、大きい画像を使わないこのブログでは十分すぎる画質。
・・とここまではよかったけど、テスト撮影を終えて自宅でNEXの電源を入れると、
レンズを認識できまセン
正しく装着してくだサイ
と表示が出て、レンズが繰り出てこない。
ネットで調べると、このレンズでよくある「内部ギアの引っかかり」らしい。
ソニータイマー?にしても早すぎ!
修理に出すと、2万円オーバーとアホらしい出費。
レンズ買った値段より高いやん!
で、ネットで紹介されてた手順でチョコッと分解してウリウリしてやると、復活した。
こういう情報は大変ありがたい。感謝。
無理な負荷が掛かると起きるらしいので、なんか気ィ遣うなぁ。
こんな爆弾抱えたレンズを付けてメインで使えるのか?
かな~り心配だけど、まあしばらく試してみましょう。
【2018/11/3 追記】
ソニーのレンズトラブル、どうも後付け中華製の JJC Auto Lens Cap のせいだったみたい。
電源ON時のレンズ繰り出しに連動して自動で開くキャップなんだけど、これを付けるとレンズ開閉時に少々負荷が掛かり、そして止まっちゃうと復旧しない・・ということっぽい。
とゆーのも、レンズが止まった時にちょっと力を掛けてたらキャップが壊れてしまい、キャップを外したらトラブルもなくなった・・あれ?
このキャップをやめてからは快調そのもの。
ソニーサマ、タイマー発動などと濡れ衣を着せて、スミマセンでした!