カヌーでヒラメ狙い?
ここ1,2年、久しぶりに釣りづいているが、ショアサクラが終わったあとの夏の楽しみ方がイマイチ定まらない。
以前は夏といえばアユの友釣りが最高に面白く、はまっていたが、やってるうちにアレはアレで色々とあって(特に道内では)、結局離れてしまった。
ちょっと興味があるショアヒラメもよく分からんし…
でも、まずはヒラメを釣ってみようと思い立ち、船…そういえばカヌー持ってたな、と引っ張り出してきたのが HYSIDE Padillac II 。
よくラフティングに使われているゴムボートメーカーのカヌー版。
エアーを入れて膨らませるやつなので、カヌー型のゴムボート、と言えなくもない。
入手してからたぶん15年以上は経っていて、これまで美々川、千歳川、支笏湖、オコタンペ湖などに漕ぎ出したことはあるが、そういえば海では使ってなかったかも。
ということで、今回初めて海に出てみた。
でも海水浴シーズンなので、人の多いところは避けたい。
場所は迷ったが結局、古平川河口からのスタート。
夜明け前からカヌーを膨らませ、なんちゃってヒラメタックルを積んで、古平川最下流から漕ぎ出した。

朝焼けがきれい。

砂で狭くなっている河口から、勢いよく「ボシュッ!」と海に押し出された。
沖向きの南風が結構強くて、どんどん沖へと進んで(流されて)いく。

そのうち太陽が出てきた。

釣りの時しか拝むことのない日の出。やっぱりきれい。
日頃のストレスが溶けていくよう。
かなり沖に出たところで風がおさまってきたので釣り糸を垂らすが、ときどき何だか小さいアタリしかない。

陽がかなり上がってきた。飛行機雲がきれい。

…何だかさっぱり釣れないまま、そのうち今度は横風が強くなり、うねりも出始めてきた。
どんどん東方向に流される。
あんまり流されると帰るのが大変なので、風と波に逆らいつつ漕ぎ続け、ゆっくり、ゆっくりと戻っていった。
途中、かなり岸に近付いた所でアブラコがポツポツ上がった。結局獲物はこれだけだった。

釣りの方は残念だけど、腕の筋肉も限界が近いので、元の河口から上がることにした。
海岸は朝とは状況が変わって、サーフィンでもできそうな波がザッパーン!と打ち寄せている。
波に巻かれないかちょっと心配だったが、勢いを付けてそのまま河口に突入!

岸際で一瞬の波乗り気分を味わったあと、一発波をかぶってしまったが、なんとかカヌーを引っ張り上げて河口の中に入った。
手漕ぎの限界、というより自分の腕力・体力のなさを感じた一日だった。
いずれ船検不要のエンジンボートでも買おうか、それとも違う釣りに活路を見いだすか、まだまだ針路が定まらない。
迷走は続く。