ヤリイカとミミイカ
![[マイクロミミイカ]](https://gontaxx.sakura.ne.jp/blossom/wp-content/uploads/2016/05/sky160514-00.jpg)
近場の小樽でヤリイカが難しくなってきたので、ちょっと遠出して裏積丹を目指した。
今回は妻も釣りしないけど一緒に行くことになった。
目的地はトイレがあるので安心だけど、「もう帰ろう」攻撃が心配・・

薄暗くなった7時過ぎ、まずは某磯に到着。
投げの人が見えるけど、そんなに多くない。
装備をして降りていくと、思ったよりうねりが大きい。
テーラー釣りも何人かいた。
2.2号のエギを中心に、カラー、タナ、アクションなど色々変えて探りを入れるけど、さっぱり反応がない。
日は沈んだが、空に雲はなく、上限の半月で結構明るい。

時折結構なうねりがくるけど、エギが流されて困るほどではない。
それでも何かダメっぽいので、早々に見切りを付けて、近くの漁港に移動。

この漁港、この時期の夜に来るのは初めてだけど、結構釣り人が入っていた。
ほとんどヤリイカ狙いのようで、テーラーとエギが半々ぐらい。
ちょっと向かい風になるけど、外防の内側に釣り座をかまえた。
ところがなかなか反応が出ない。
暗くて分かりづらいけど、周りも釣れてるふいんきはない。
釣り始めて30分ほどたった頃、1.8号のピンクを手前までしゃくってきて、中層でやっと乗った。

ちょっと小さめのヤリイカ。

まずはボーズ回避でひと安心。
そのあとも反応がなく、しばらくしてオレンジのエギに来たけど、乗せられなかった。
今日は時合いを待ってガマンの釣りだな、と思ったところに、車で待っている妻から電話で「もう帰ろう」攻撃。
仕方なく、今日のヒットエギでラストキャスト。
未練がましく足元までネチネチと探ったが、残念ながら反応なし。
エギをピックアップしたら、何かゴミが付いていた。
と思ったら、イカ?

よくよく見ると、胴長1cmぐらいのミミイカ?(たぶん)が耳掛かりしていた。
ミミイカが自分より大きいエギに抱きついて釣れたことは何回もあったけど、これは自己最少記録。
いちおう2杯キャッチ、と言っていいのか、これで切り上げた。

駐車場所に戻って、その前の照明灯ポイントでやってる人と話をしたら、こっちも釣れてないとのこと。
やっぱりイカの都合に合わせるのは難しい。
10時に漁港を発ち、札幌に帰った。

今回は小さめのヤリ1杯の貧果に終わった。
ミミイカだけど、何でエギで釣れるのか、自分なりに考えてみた。
1.実はたくさんいる?

去年の4月、小樽沖堤で釣ったソイの口から、今回と同じぐらいの小さいミミイカが2匹出てきた。
この辺では漁業資源になってないのでなかなか分からないけど、実は資源量としてはたくさんいるのかも。

体の割に大きい耳に掛かって上がることも時々ある。
たくさんいれば、たまたま引っ掛かることもそれなりにある、ということかも。
2.エサの食べ方が魚と違う
ほとんどの魚は、エサを丸呑みにするので、あまり大きいエサは食べることができない。
でもイカはかじって食べるので、状況によっては、大きいエサはウマウマのはず。

ミミイカが自分より大きいエギにアタックするのは、「うまそう!ちょっとひとかじり♪」ということなのかも。
あまり大きい魚、元気な魚だと、逆に自分が食べられちゃうリスクもあるけど・・

マメイカも最大3.5号のエギで釣ったことがある。
弱っていれば、大きい方がイカにとっても「美味しい」エサのはずなので、大きいエギ+弱ってるアクションというのはヒントになるかも。
この理屈でいけば、ローソクホッケぐらいの巨大エギ(何号?)でヤリイカやマイカが釣れるかも。
そんなエギ売ってないし、キャストがつらそうだけど・・