太平洋サーフ修行

エギング,海のルアー,釣り,サクラマス,ボーズ,マメイカ,太平洋,白老,苫小牧,野の花 0 comment 釣り満足度:50%

[太平洋の重い波]
[太平洋の重い波]

マメイカがパッとしないまま終盤を迎えたこの時期、自分的にはちょっとした端境期に突入。
こうなるともう、太平洋のサクラマスで釣りつなぐしかないか・・ということで、またこりずに行ってきた。
いちど、波が落ち着いた日に太平洋サーフをやりたいんだけど、今日はどうかな・・。

ちょっと波高め
ちょっと波高め

今季通ってるサーフ、今日も残念ながら波がちょっと高め。
慣れない太平洋の波にアジャストする修行に今日もなりそう・・。

手前にごみが多い
手前にごみが多い

少し沖目から波が立ってる場所は浅くて期待薄、手前で波が立ってるポイントは波打ち際にごみが多くてなかなか難しい状況。

一瞬の釣り人、あとはぼっち
一瞬の釣り人、あとはぼっち

今日は自分以外に釣り人ひとり、でもしばらくして去って行った。
釣り人の入り具合からすると、このサーフの世間一般評価ってあんまり高くないような・・。

それでも1回、手前寄りで小さめの跳ねがあった!
そこを集中的に責めたけど音沙汰なし・・。

サーファーさん出動ですか・・
サーファーさん出動ですか・・

波はおさまる気配なし、そのうちサーファーさんが近くでおっぱじめたのでヤル気を削がれて移動。
こうなったら足で稼ぐしかないと、はじっこまでランガンすることに。

ハマハコベの実?
ハマハコベの実?

途中、前回撮影したハマハコベがたくさん実を付けてるのを発見。
コロンとした実がボッコボコ付いてておもしろいけど、前回の花付き写真とふいんきが全然違うので、帰ってからネットで調べてみた。

ハマハコベは雌雄異株かなと思ったけど、サイトによって違うことが書いてあって混乱するばかり・・。
しかし、下記の文献に「これが正解かな」と思わせる記載があった。

加藤英寿,谷島麻美,藤田卓,村上哲明. 日本産アカテツ属植物の花の性表現. Ogasawara Research (小笠原研究). 2016, (42), p.9-21.

これによると、ハマハコベは「形態的には雌性両全性異株であるが、機能的には雌雄異株とされる」とある。
「雌性両全性異株」って、雌花だけ付ける株と両性花だけ付ける株がある植物のこと。

つまり、今回撮った実が付いてるのが雌株で、前回撮影した株の白い花は、形態的には両性花(おしべとめしべがある)だけど、機能的には雄花(実がならない)ってことね。

上が雄株、下が雌株
上が雄株、下が雌株

この写真だと、上が白い花を付ける(時期が過ぎて残りわずかだけど)両性株(実質的には雄株)、下が地味な花のあとに実を付ける雌株。
植物もやっぱ奥が深いなぁ。
・・って、めっちゃ釣りから脱線してるやん!
軌道修正!

さて、サーフの遠く先の方もずーっと高い波が続いてるようにしか見えないけど、ランガンしてみるとそれなりに変化はある。
それでもいいポイントがなかなかない中、どん詰まりまであと500mのところでいきなり大きな変化が。

めっちゃ離岸流!
めっちゃ離岸流!

ここだけ、沖から手前まで高い波がまったく立ってない!
そしてルアーをキャスト、巻いてくると強烈な抵抗感。
これは・・かつてないほどのめっちゃ離岸流!
周りは無人・・これはチャンスか?

これならまず近距離をミノーで探ってみるかなとチェンジ。
するとタイミングよく、近めで跳ねの2連発!
すかさず小型ミノーをキャスト、軽くトゥイッチを入れながらリトリーブ・・。
一瞬さわった!けど掛からず・・。

そのあとは色々な責め手を試すけど反応なし。
そのうち波が少しずつ高くなってきて、雨が激しく降り始めた。
ちょっと雷になりそうなふいんきも感じて、周囲に逃げ場が全くないので緊急離脱判断。

絶好のチャンスをものにできなくてガックリ・・。
雨に打たれながらサーフをえんえんと歩いて戻る・・同じ距離を来たはずが、撤退の時の遠く感じること!
クルマに一時退避、雨が止む時間を予報で確認して、2時間弱ほど仮眠・・。

雨止み待ち仮眠後・・
雨止み待ち仮眠後・・

起きると霧雨程度、でも波は高いまま・・。
なんかケチついたし、ポイント移動するかな。

立禁、釣り禁になったんじゃ・・
立禁、釣り禁になったんじゃ・・

ところで、関係者以外立入禁止(=釣り禁止)になった(はずの)某港の某ポイント、このサーフに来るたび毎回遠目に見てるけど、朝のいい時間帯は特に、釣り人の姿が途切れた試しがない・・。
自治体が公式にHPで「自粛」じゃなくてきっぱり「禁止」って言ったのはやっぱアウトだと思うんだけど・・。

情報を知らない人もいるかもしれんけど、きっと確信犯さんもいるんだろうね。
ただ、どこまでがよくて(黙認レベル)どっからがダメなのか、すっごく分かりにくい状況があるのは事実。

ポイント探し
ポイント探し

さて、次はいつもの港に来た。
ここもマメイカポイントだけど、これまで1回しかやったことない。
釣り人ゼロでちょっと濁り強めだし・・次行こ。

いつもの港の偵察
いつもの港の偵察

そしていつものポイント。
イワシやサバが入ったって情報もあったけど、今はピクリともしてない。
エギングも反応なしでまたすぐに移動。

いつものサーフはおだやか
いつものサーフはおだやか

マイ定番サーフは、今朝のサーフと違って波はおだやか。
やっぱりここって完全な外海じゃなくて、波が抑えられてるのは明らか。
これが本来の太平洋サーフと思ったら甘いっ!てことね。
真っ昼間だけどせっかくなのでやってみた。

ウイングサーフィン?
ウイングサーフィン?

広いサーフに釣り人は計2名、あと、ナゾのマリンスポーツを始めた人が1名。
よくわかんないけど「ウイングサーフィン」ってやつっぽい。
この期待度薄い時間帯なので、目の前を何度か横切っても・・気にしない。
釣りの手を止めて「ふーん」って見学。
最初はボードを流されちゃったりしてたから、鋭意練習中っぽい。

自分も太平洋サーフの釣り練習続行、途中で跳ねを1回目撃したけど反応は出せず、15時に終了。

その名を知らない花・・
その名を知らない花・・

浜辺の新しい花、小さい地味なのしか見つけられんかった。
これだけ地味で特徴ないと、ネット情報から特定するのは自分には難しい。
海岸植物図鑑を買おうかな。
でも帰化植物って可能性も・・この際もう1冊も一緒に買うか・・。

と思ったら、家にあった絶版図鑑(北海道の野の花 最新版)の絵合わせで「オオヤマフスマ」と判明。
生息地は特に海辺とか砂地ってわけじゃないみたい。

太平洋サーフの練習、なかなか結果が出ないけど、それでも通ってると色々な発見があって、ちょっとおもしろくなってきたかも。
次もまた行こうか・・それとも何か別にいい釣り物ないかなぁ。
(2021/7/12 記事公開)

Posted by ごンた