フィット3(GK4)のバッテリー交換してみた
![[釣りグルマ、フィット]](https://gontaxx.sakura.ne.jp/blossom/wp-content/uploads/2021/01/fbc210105-000.jpg)
・・新年明けました。
年末年始は色々あって釣りに行けなかったので、去年の11月にクルマのバッテリー交換した記録でもつけとくかな。
2017年6月から乗ってる釣りグルマのフィット3(ガソリン4WD)、自身初めてのアイドリングストップ車。
環境負荷を少しでも減らすのは大事、でも長年の習慣でアイドリングストップにはなかなか慣れない=危ない。
特に交差点で右折待ちの時とか、停止してすぐ再発進の時とかにワンテンポ遅れるのがメッチャおっかない。
自分だけじゃなく他人サマの安全にも関わるので、ふだんの走行では切ってることがほとんど。
街中とかでガンガン再始動してると短期間でバッテリーがダメになるって言われてるし、最近は自動車評論家からもアイドリングストップ機能に否定的な意見が出てきている。
まぁそんな感じで新車から3年乗って去年の5月、初車検の時にバッテリーが弱ってる気がしてディーラーで診てもらったら「まだ大丈夫ですー」と言われた。
でもそれから半年、11月の定期点検の時に「弱ってますねー」と指摘された。
そのせいか最近、自動でアイドリングストップしなくなってたかも・・。
3年半でバッテリー交換・・ちょっと短いよなぁ。
ディーラーで交換するとまぁまぁいい費用掛かるので、今回も自分で交換することにした。
ネット通販なら一番いいバッテリーにしても、じゅうぶんお釣りが来るし。
バッテリーの自前交換、まずは「メモリーバックアップ」が大事。
交換の時、バッテリーを外して電源供給が一定時間断たれると、カーステやカーナビ、車本体なんかの電子設定(メモリー)が消えちゃって、再設定が面倒になる。
そこで、バッテリー交換の間も別の電源につないで設定を維持するのがメモリーバックアップ。
去年、妻の車(VWポロ)のバッテリー交換時には安価なメモリーバックアップ装置(カーメイトSA202)を使ってうまくいった。

でもこれ、単4電池6本使用なので計9Vしか出ない。
カーバッテリーって12V、でも9Vで大丈夫なんだぁふ~ん、とこの時は深く考えなかった。
・・でもホントは9Vじゃダメなこともあるらしい(後述)。
ネットで下調べすると、最近のアイドリングストップ車のバッテリー交換はちょっと面倒みたい。
ちなみに去年交換したポロは初期のアイドリングストップ車、フツーに交換して特に問題なかった。
メーカーや車種によって注意点が違うけど、フィットの場合は特定のリセット作業をしないとアイドリングストップ機能がストップしたままになる(あーややこしい)らしい。
ふだん切ってるから、作動しないならそれでもいいか・・とも思ったけど、やっぱり正常じゃない状態のまま乗るのはマズいかな。
ということで、今回のバッテリー交換では以下の情報が特に参考になった(感謝)。
「効かなくなったアイドリング・ストップ」
(大分県自動車整備振興会)
ホンダ車はバッテリーの内部抵抗値が一定以上になると劣化判定、単にバッテリー交換しても数値がリセットされない。
アイドリングストップしないN-BOXの対処方法
(整備士ノート)
これ、N-BOXでのリセットの儀式について紹介してるけど、フィットもこの方法でいけるらしい。
「バックアップ電源が新たなトラブルのもとに」
(大分県自動車整備振興会)
9V(電池6本)のメモリーバックアップ装置を使ったら、電圧が低くて面倒なことになった事例。
自分が去年使ったのも9Vのやつ。
新品の乾電池を使えばほとんどは大丈夫ってことなんだろうけど、トラブル回避で使うツールなのに安全マージンギリギリってどうなのよ・・。
ちなみにエ○ループとかニッケル水素な充電池は1本1.2Vしかないから、6本使用だと計7.2Vしか出なくて完全アウト、気を付けましょう。
今回はこれ使うのやめて、ちゃんと電池8本(=12V)使うやつを買うか・・でも今回は手持ちのイカ投光器用鉛バッテリーでバックアップしよっと。
・・と、これぐらい情報収集しとけば、まぁ何とかなるでしょ。
さっそく通販でバッテリー購入。
アイドリングストップ車対応バッテリーはお値段高め、その中でもパナソニックのカオスの一番いいやつをせっかくなのでいっといた。
どの型番が合うかは適合検索で調べた上で、実際のバッテリーサイズと+-端子の位置も念のため現物確認してからポチった。

ここから実際の交換作業の流れ
・カーナビ、室内灯など電気を食うものは切っておく

・バッテリーの固定ステーを外す

・車の+-端子にバックアップ用バッテリーを接続してから、車載バッテリーのマイナス配線を外す
・車載バッテリーのプラス配線を外す(プラス配線と車体金属部分とのショートに厳重注意!)

・古いバッテリーを取り外し、新しいバッテリーを同じ向きで置く
・プラス、マイナスの順に車の配線と接続する
・バックアップ用バッテリーを外す

無事にバッテリー入れ替え完了、次にちょい面倒な「おまじないの儀式」で劣化判定をゼロリセット。
フィットの取扱説明書を見ながら、エンジンスイッチをポチポチ押していく。
最初の「OFFモード」から、ブレーキを踏まないでプッシュ1回目で「アクセサリーモード」、2回目で「ONモード」、次にブレーキ踏みながら3回目でエンジン始動、1分間アイドリング、ブレーキ踏まないで4回目で「OFFモード」。
これで1サイクル、これを4回繰り返せばおまじない完了。
・・のはずが、アイドリングストップ警告灯がオレンジ点滅したまま。
どうもリセットされてないもよう。
誰かにダマされたワケじゃないと思うけど、なんで?
・・あとから思い返すと、儀式のお作法を一部間違えてたっぽくて、エンジン停止する時にいつものクセでブレーキ踏んでた(たぶん)のが敗因かも。
この時はその間違いに思い至らず、またダマされたみたいなおまじないするのも面倒なので、もうひとつのリセット方法を直ちに実行。
report-car.clubさんの記事を参考にして、バッテリーマイナス端子側に付いてる黒いパーツ、これが内部抵抗値を測定・記録しているバッテリーセンサーとのことだけど、それにつながってるカプラを一度外せばオッケー。
メッチャカンタン、最初からこっちでやっとけばよかった・・。

ともかくリセット完了、警告灯も消えて、無事にアイドリングストップするようになった。
・・けっきょく使わないんだけど。
使用済みバッテリーはガソリンスタンドで給油の時に訊いたら550円で引き取ってくれるとのこと。
で、次の給油でバッテリー持って行ったら、店員さんのお計らいで無料で引き取ってもらい、ラッキー。
今回はいいバッテリー入れたので、5年ぐらいはもってほしいなぁ。
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