マメイカ&サクラマス渋チャレンジ
![[夜明けのサクラ色]](https://gontaxx.sakura.ne.jp/blossom/wp-content/uploads/2021/06/tms210602-00.jpg)
6月はGWの代休も当たって休みが多い。
さっそく1日と2日は平日の連休、天気もいいので例によって万全対策でのソロの釣りを計画。
これまで行ったことない北方面のイカマス開拓もいいかなと考えたけど、このご時世、勝手が分からない方面だと感染防止の行動がちゃんと取れるかが少々心配。
考え直して、前回下見済みの太平洋方面に昼間から行って、夜釣り、朝マズメまでの通しプランを発動した。

まずは定点ポイントでデイエギング。
思ったより釣り人が多いけど、間隔取って入れる場所はじゅうぶんあった。
全体にニシン狙いの長竿が目立つ中、このコーナー近辺はデイエギンガーが多め。
自分もさっそく準備して始めると、どうもこっち側の方が横風気味でやりづらい。

すぐにコーナーの反対側に移動。
うん、背後の建物で少し遮られるのもあって、こっちの方が具合いい。
マメイカは見た感じあんまり釣れてないみたいだけど・・。

色々試しながら、1.8シャローで1杯目、1.8ラトルイワシで2杯目をキャッチ。
なかなか渋くて、ポンポンとは続かない。

ニシン狙いの人たちもほとんど釣れてない。
たまーに上がってもせいぜい中型サイズ、それだったらマメイカ続行あるのみ。

けっきょく、2時間で5杯とパッとしなかった。
夜の部での追加に期待して、とりあえずキープ。
次は夕マズメの部、サクラマス狙いに移動。

今回もいつものサーフだけど、いつもと違う場所から入ってみた。

17時スタート、平日の夕方にしてはそこそこ釣り人がいる。
やっぱりショアサクラ人口って増えた気がするなぁ。
多少濁りがあるけど波は適度、向かい風少々。
ハネとかもないので全投フルキャスト。
・・何もないまま日暮れていく。
日没の19時を過ぎて、ほとんどの釣り人が去ったあとに異変が。
手前から中間付近で何かベイトっぽい波紋があちこちで起こりはじめた。
だんだんと濃くなってきて、ルアーに毎回ゴツゴツとぶつかる。
一瞬引っ掛かった感触が何度もあるけど回収できず、正体不明。

けっきょくサーフぼっちになって、真っ暗な20時まで粘ったけど成果なし。
う~ん、常識的に考えたらカタクチあたりなのかなぁ。
これだけベイトがいるならサクラも可能性十分なはず、明日の朝もここに入ってみよっと。
クルマに戻ると近くでアマガエルの合唱がすごい。
次はまた港に戻ってナイトエギング、あぁ忙しい。

夜はニシン狙いが減ってマメイカな人たちでそこそこ賑わってる。
でもあんまり釣れてない?
投光器を入れるとオニイソメ数匹とマイクロなクラゲが無数に。
現地ではコンビニ利用も禁止!のマイルールなので、持参のカップ麺で遅い夕食を取りながら光の下を観察。
マメイカの姿がポツリ、ポツリと見えてきた。
でもやっぱり、スイッチがなかなか入らない渋イカたち。

光の下に見えイカがかなり増えてきて、見た感じでは全部オスっぽい。
メスはまだ来てないのか、それともどこかに潜んでるのか。
ラッシュアワーはもうちょい先な感じがした。
イカのやる気スイッチ探しながらがんばったけど、夜の部は2時間で3杯の貧果・・。
トータル8杯、最低限のおみやげは確保できたのでいいことにする。

23時近く、釣り人がかなり減った港をあとにして、またまたサーフへ。
カエルさんからちょっと離れて静かな場所で車内就寝。

・・さて朝マズメ、昨日の夕方よりも波風おだやか、濁りも少し取れてきた。

しかし、平日なのに釣り人多いなぁ。
様子が見える範囲で10人ちょい、サーフ全体だと40人以上いるんじゃなかろうか。
でもここだったら毎日出勤前のひと振り、そういう地元の人も多いかもな。
肝心のサクラはハネがほとんどないし、近場ではまったく上がってない。
これはきびしいかも・・色々考えながらルアーをローテ、全投フルキャスト。
濁りがまだ少しあるからアピールカラーのジグにチェンジ、すると中間付近で「ドンッ」。
こんだけ周りで釣れてないのに、自分に来たか!
今日はバラさないぞとしっかりフッキング、ドラグも締め気味にしつつテンションコントロール、水面に出さずにファイト。
・・最近、サクラマスを掛けるとこのロッド(ダイワラテオR106M)、グリップあたりからギシッギシッて音がするようになった。
2年使い倒して、ちょっとガタが出てきたかも。
ロッドをギシギシいわせながら引きに耐えて、波打ち際まで寄せてきた。
無理せずタイミングを図って、小さい寄せ波に乗せてズルズルとランディング。

よっし、サクラマス確保ォ~!
最近詰めが甘くてバラシ続きだったけど、今日はカンペキ!

体高のある、いいサクラ!
太平洋側ではナイスサイズの57cm、感謝してキープ。
ヒットルアーは岡ジグAT30のフローレンスグリーンゴールド。
ちょっとしょぼいフックが付いてたんで、出掛けにこれだけフック交換したのがバッチリじゃん!
実は2年前にもこのサーフで、岡ジグのこのカラーで1本出している。
血抜きのあと、2本目狙いで続行。
でも周りも含めて釣れないので、いったんクルマに獲物を仕舞いに行くことに。
またサーフに戻って釣り再開。

釣り人スカスカの8時までがんばった。
さて、帰り際にせっかくなので海浜植物の観察。
海辺の砂地は興味深い植物も色々ある。

今は濃い紫のハマエンドウが花盛り。

ハマボウフウは小さいのが少しだけあった。
採る人がいるのかな。

あちこちの白い花はハマハタザオ。

スミレが点在、海岸砂丘だとやっぱりイソスミレ?
札幌の近くだと石狩浜のが有名だけど、太平洋側にもあるのかなと帰ってからスミレ図鑑で調べたら、この辺もバッチリ分布域だった。

完全リスク回避達成で帰宅後、砂まみれのサクラマスをキレイに洗って記念撮影。
マメイカとサクラマス、どっちも渋い中でのキャッチで大満足。

イカはスンドゥブチゲと一夜干し、サクラマスはアクアパッツァとあら汁、鱒子のポン酢漬けで美味しくいただきました。
(2021/6/30 記事公開)