ロッドホルダー取付け(フィットGE6)
![[装着完了]](https://gontaxx.sakura.ne.jp/blossom/wp-content/uploads/2015/02/rhtk150211-00.jpg)
釣りで荷物を車載するとき、一番気を遣うのがロッドの積み込み。
特に海アメ・海サクラマス用の10.6ftとか11.1ftとかは、2ピースでも仕舞いが長くておさまりが悪い。
でも扱いを雑にすると折っちゃいそうだし。
さらに、ボート釣りを始めてから困ったのが、1ピースのジギングロッド。
6ftを越えるものは、さすがに困ってロッドケースを購入した。

アブガルシアの7ft・1ピースまで入る安価なセミハードのケースを、ルーフキャリアに載っけて運んでいる。
そんな状況で、車内用のロッドホルダーがほしくなり、定番のカーメイトのを調べたが、私のフィットは後席左右にアシストグリップ(ホンダではグラブレールという)が最初から付いていないので、「取付不可」となっていた。
ただ、ネットを見ると、みなさん色々と自作など工夫されているようで、ちょっとマネして何とかやってみた。
と言っても自作のホルダーではなく、カーメイトのを何とか付けてみるのにチャレンジ。
【下準備:グラブレールブラケットの取付け】
フィットの場合、グラブレールは金属ブラケットを介して車体に付いている。
後席にグラブレールがないグレードの場合、車体にブラケット用ボルト穴はあるが、ブラケット(とボルト)は付いていないので、まずはこれをディーラーで購入した。
私の2008年式フィット G・スマートセレクション(GE6)だと、以下のパーツになる。
・後席グラブレール用ブラケット
83242-TF0-000 ブラケツト,リヤーグラブレール 2個
・取付ボルト
90133-SDC-003 ボルトワツシヤー 5X16 4個
合計1,510円だった。


実は、後席グラブレールを後付けするには、形状が異なるため、ルーフ内張りも別に必要となってしまう。
グラブレールに合わせて内張りがくぼんでいないため、そのままでは付けられないらしい。
今回はロッドホルダーなので、内張りに現物合わせで穴を開けていけば問題ないと踏んだ。
今回、フィットのルーフ内張りはがしは、「みんカラ」で公開されていたリアグラブレール取付の手順を参考にさせてもらった。
フィットの場合、「ターンナット」も必要だが、カーメイトで取付けパーツとして出しているので、無難にそれを入手した。
・IF51 角穴アダプターT 2,200円ぐらい
必要な道具類
・ソケットレンチ14mm
・プラスドライバー(+2)
・内張りはがし(エーモン等)
・カッター
・油性ペン
シートベルトのボルト外しが結構固いので、レンチは少々長めがオススメ。
ブラケットを付けて内張りを戻すまで、3時間ぐらい掛かった。
内張りはがしの作業に慣れてないと、少々手間取るかもしれない。

ブラケットはこんな感じで車体に付く。
ブラケットに角穴アダプターをセットしたあと、ボルトを少しねじ込んでビニールテープで押さえ、ボルトの頭でマークして、内張りの穴開け位置を決めた。
マークする方法は何でもいいけど、今回は小さく切ったブチルゴムをボルトの頭に付けて内張りに押しつけた。

車内側から位置が分かるように、カッターで穴を貫通させた。
とりあえず1.5cm角ぐらいに穴を拡げてから、内張りを元に戻した。
ここまでやって、何とかいけそうな見通しが立ったので、カーメイトのロッドホルダーを発注した。
5本積みホルダーのIF6と、脇に2,3本追加できるという「オプション3ホルダー ZR311」も注文した。
…数日後、ブツが届いた。
【ロッドホルダーの取付け】

車体のブラケットに取り付けるステーの接触面のサイズは、23×33mmぐらい。

ボルト留めの際に内張りを挟まないよう、何度か現物合わせしながらカッターで少しずつ内張りの穴を拡げていく。

最初、ステーは取説通り上向きに付けた。
しかし、この状態だとルーフと横バーとのクリアランスが確保できず、取り付けられなかった。
横バーを少々カットして短くする手もあったが、面倒なので却下。

それで、ステーの上下を反対(下向き)にして付け直した。
ふと思ったのは、この状態でアシストグリップ代わりになるなと。
付いてなくて困っている方は、カーメイトの補修パーツと25mm径のパイプで自作、というのはどうだろう。
…あとは普通に組み付けを進め、完成。
ガッチリ、バッチリ付けられた。

最後に、左側にオプション3ホルダーを付けた。
ティップ側のホルダーが横バーと少し重なってしまうが、ぎりぎり何とかなった。

本体に10.6ft、オプションの方に8.2ftの2ピースロッドを積んでみた。
10.6ftは結構ぎりぎり。手持ちの11.1ftが積めればいいけど。

ヘッドクリアランスだが、前席はまったく問題ない。
後席は、ロッドを積んでいるとちょっとキビシイかも。
左座席のオプションホルダーもちょっとジャマだが、ドライバー1本でカンタンに外せる。
後席に人を乗せるときは、ロッドは左右どちらかに寄せて積んだ方がよさそう。

ということで、後席アシストグリップ(グラブレール)のないフィットに、無事ロッドホルダーを付けることができた。めでたし、めでたし。
…マネされる方は自己責任でお願いします。
【後日談】
春のボートシーズンに入って、手持ちのロッドで一番仕舞寸法の長いスロージギングロッド(6.8ft・1ピース)を積んでみた。

写真左のロッドだけど、ティップがぎりぎりフロントガラスに干渉しないで納まった。
あと少し長くても、ガラスにティップを密着させれば安全に固定できそう。
右は6.3ftのジギングロッド。
1ピースロッドは長さ的に納まらないと思っていたので、うれしい誤算。
これでボートジギング釣行でも、ルーフキャリアにロッドケースを積む必要がなくなった。
めでたしめでたし。