スイレンの栽培容器 1:睡蓮鉢
春。スイレン植え替えの季節です。
これまで色々な容器を使ってきましたが、おさらいを含めてまとめておきます。
スイレンはふつう、外側の容器(睡蓮鉢)と中に沈める容器(植え付け容器)をセットで使います。

こんな感じです。
睡蓮鉢と言えばふつう、陶器製を思い浮かべるかと思います。
我が家にもひとつだけあります。

やっぱりふいんきがあってカコイイですね。
薄いプラよりは水温変動を緩和してくれる働きもあるでしょう。
しかしとても重く、欠けや割れにも気を遣います。
札幌だと冬は屋内に移し、春に外に出し、という移動の時にちょっと大変です。
お値段も、よい物はそれなりに張ります。
で、おすすめなのが、軽くて丈夫なプラ製(ポリプロピレン)の鉢。
ただ、鉢底に穴が開いている物は使えないので、選択肢は多くありません。
市販品で、鉢底の穴をふさぐ栓が付いているものがいくつかあり、水をためられます。

入手性のよいものでは、アップルウェアーの陶鉢(すえばち)寄型シリーズ。

3サイズありますが、一番大きい440サイズがおすすめです。
あとはアイリスオーヤマのフィレンツェボールプランターシリーズ。
これも一番大きい450サイズがおすすめ。
同じ形で和風テイストのZENシリーズが好きだったのですが、残念ながら廃版になったようです。
アイリスでこんなのも見つけました。
ライズ ボールプランターシリーズ。
ちょっと浅めでスイレンにはいいかも。
4色あり、ネットで見る限り悪くなさそうです。
ちょうど容器が足りなかったので、さっそく大きい方を全色買って試してみます。
プラ製でも、耐久性はじゅうぶんにあります。
この先分かりませんが、私の使い方では4年使ってもビクともしません。
安いのも助かります。

私の場合、メダカなどスイレン以外の生物も同居させるので、新品のプラ鉢を使う前に、気を付けて実践していることがふたつあります。
まず新品のプラ製品は、表面に何かの成分(離型剤?)が付いていることがよくあります。
水で濡らして触ってみると、妙にヌルヌルするので分かります。
それを洗剤(石けんがベター!)でよく洗い落とします。
CMではないですが、触るとキュキュッとすればオッケー。
何も付いてないっぽいプラもあるのですが、洗って悪いことはないので、一律実践してます。
もうひとつやっていること。
穴をふさぐ栓を使って水をためる鉢の場合、長く使うことを考えると、栓の耐久性がちょっと心配です。
万一水が漏れてなくなったら、スイレンは1日ぐらい平気かも知れませんが、メダカはあっという間にあの世行きです。
予防のために、栓の上からお風呂・水槽用のすき間埋め材(セメダインバスコークN透明など)を盛っておくと安心です。
これも固まってからしっかり洗い、さらにあく抜き(何回か水を張って捨てる)します。
長くなったので、植え付け容器についてはこの次に。